IETFフォーラム・ジャパン2006 第1回 IETF FORUM JAPAN 平成18年4月27日/海運クラブ

プログラムプログラム

インターネットを支える技術は、新たなネットワーク技術の開発、そしてその技術を運用する技術という、開発と運用のどちらも欠かせない2つの局面によって支えられています。 良い配慮の下開発され標準化された技術は、円滑な運用を実現して、強固な技術へと発展をとげることができます。

またインターネットを取り囲む環境は複雑化し、非技術的なルール作りや公共政策など、いわゆるガバナンスもまた技術との関連を持ち、別々に論じることはできなくなってきています。 しかしながら、このようにそれぞれの関連が深いにも関わらず、これまで関係者が一同に会して議論する機会はほとんどありませんでした。

そこで、今回の第一回のフォーラムでは、インターネットの技術開発を担うIETFや運用技術の議論が集まるNANOGからのアップデート、 IPv6プロトコルスタックの開発を通じて標準化に寄与したKAMEプロジェクトや、複数実装の相互接続実験からより良い標準化を目指すVoIP/SIP相互接続検証タスクフォースの活動報告など、 インターネット技術を支える活動を振り返り、また政府やインターネットのポリシ策定などのガバナンスに関する報告も織り交ぜて、インターネット技術を取り囲む状況を大局的に捉えることを試みます。

またこれらの登壇者をパネリストとして、参加者の皆さんとともに議論することで、これら各セクターの間の強固な協調関係をいかに築くかを探って参ります。

このような参加者と一体となった議論で日本国内の各セクターの相互理解が深まり、それぞれのセクターでのよりよい活動に結びつくことで、 グローバルなインターネットの発展に寄与できることが、プログラム委員一同の願いです。

たくさんの皆さんのご参加をお待ちしております。

プログラム委員長 江崎 浩

※プログラムは予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。

13:15-13:25

開会挨拶
  寺﨑 明   総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部長
  西川 泰蔵 経済産業省 商務情報政策局 審議官(商務情報政策局担当)

13:25-13:35

IETFフォーラム・ジャパン2006趣意説明
  実行委員長 高橋 徹 財団法人インターネット協会 副理事長
   プレゼンテーション資料 [24KB]

13:35-13:40

プログラム委員長 挨拶
  江崎 浩 東京大学大学院 教授

13:40-14:05

IETF/IRTFステータスレポート
  新 麗 株式会社インターネットイニシアティブ
   プレゼンテーション資料 [29KB]

14:05-14:20

SIP相互接続性確保・標準化に向けた取り組み 
  江崎 浩 東京大学大学院 教授 /
           VoIP/SIP相互接続検証タスクフォース主査
   プレゼンテーション資料 [235KB]

14:20-14:35

KAME・ここまでの歩み
  神明 達哉 株式会社東芝
   プレゼンテーション資料 [40KB]

14:35-14:50

NANOG 最新動向
  藤本幸一郎 日本電気株式会社
   プレゼンテーション資料 [33KB]

14:50-15:05

インターネットを動かすためのルール策定の現場から
  前村 昌紀 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
   プレゼンテーション資料 [138KB]

15:05-15:20

インターネットガバナンスの動向(Regulation)
  吉田 博史 総務省 総合通信基盤局 データ通信課
   プレゼンテーション資料 [155KB]

15:20-15:50

Break

15:50-17:15

パネルディスカッション "inter-sector coordination とは"

17:15-17:45

次世代インターネットへの責任
  村井 純 慶應義塾大学 教授
   プレゼンテーション資料 [1.47MB]